理想はモモ。

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カウンセラーは残念なお仕事?

お医者さんも、カウンセラーも普通に考えたらどうかしてる人だなと思いました。

みんなが元気で楽しく過ごしているときは忘れられて、不調になったときに思い出されるという、残念なお仕事。

毎日不調な人に会い続けるお仕事。

それを選ぶなんてどうかしてます。普通に考えたら。

不調な人たちと毎日会ってたら病んじゃうんじゃない?という視点で見ると、病む人もいると思います。

 

不調はその人そのものではない。

でも、私が接する人を見ている限り、ご本人は不調を抱えていらっしゃるのかもしれませんが、その不調を度外視するととても素敵な方ばかりです。

不調はその人そのものではないなとほんとうに思います。

だから、この仕事は素敵な方と出会える素敵な仕事だと思います。

 

変な人が来たらどうする?

時々、「変な人が来たらどうするの?」と言われることがありますが、正直、変な方が来たことがないのでわかりません。

もし、「風邪を治して欲しくて来ました。」というような【私のところに来てもな~】と感じる方がいらっしゃったら、「他のところに行かれた方がいいと思います。」と別の場所を探すことをオススメします。

それでも来られるなら、きっと何か理由があると思うので、お話を聴きます。

お話されずに黙ったままでも、一緒に過ごします。

ただそれだけです。

 

理想はモモ

ドイツの作家ミヒャエル・エンデがかいた「モモ」という小説があります。

私の理想はその主人公のモモです。

むかし、むかし、大きな都会にあらわれた小さな少女。

見た目はぼろぼろ。だけど、人の話を聞くことが素晴らしく上手な女の子。

少し本文を引用すると

たとえば、こう考えている人がいたとします。おれの人生は失敗で、なんの意味もない、おれはなん千万もの人間のなかのケチなひとりで、死んだところでこわれたつぼとおんなじだ、べつのつぼがすぐにおれの場所をふさぐだけさ、生きていようと死んでしまおうと、どうってちがいはありゃしない。この人がモモのところに出かけていって、その考えをうちあけたとします。するとしゃべっているうちに、ふしぎなことにじぶんがまちがっていたことがわかってくるのです。いや、おれはおれなんだ、世界じゅうの人間のなかで、おれという人間はひとりしかいない、だからおれはおれなりに、この世のなかでたいせつな者なんだ。

こういうふうにモモは人の話が聞けたのです!

(「モモ」ミヒャエル・エンデ作、大島かおり訳、岩波少年文庫)

ただただ純粋に、ほんとうに聞くことのできるモモ。

たぶん、この世界やみんなのことが純粋に好きだから出来ることだと思います。

人と向き合うとき、自分は相手の鏡に、相手は自分の鏡になります。

不調ばかりに目がいく方に、不調以外の素敵な自分に気づいてもらえたらいいなと思います。

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