自分を縛り付けているストーリーを手放すにはそのストーリーと素直に向き合うことが大切です。

タイミングがあるので無理にとはいいません。

でも、何度も何度も同じことが繰り返されているなら、それは何度も何度もタイミングが来ているということだと知ってください。

そして、向き合わない限りそれは何度も何度も繰り返されます。

大縄跳びの何度も何度もやってくるタイミングのように。

それにいつ飛び込むかは自分次第です。

 

例えば、こんな面白いことを言うおばあさんがいました。

ある地域のイベントで食事の後片付けをしていたときのこと。

先に流しでお皿を洗ってくれていたおばあさんに「変わります。」と声をかけたら、

「年寄りがお皿洗いしたら迷惑よね。」と言われました。

全く意味がわからなかったので「どうしてですか?」とたずねると、「汚いでしょ。」と。

びっくりして「え?どういうことですか?」とたずねると、誤魔化されてしまいました。

 

きっとその方の人生の中で、若い方がお年寄りに向かってそう言っている場面に出会って、それをすっかり自分の中に組み込んでしまったのだと思います。

その奥には、その方自身の無価値観とか何か根底にあるネガティブな感情がリンクしていると思います。

 

こんな風に、自分のこころの奥のネガティブな感情は、外の世界の出来事でタグ付けされていきます。

そして記憶としてしまっておかれ、それを握りしめていることに気づかない限り、何度でも同じような体験をもらたします。

 

なぜなら、ネガティブな感情ですら自分の一部と思い込んでいるので、それを失くしてしまうと、自分がなくなってしまうんじゃないかと思ってこわいからです。

 

客観的にみたら【そんな考えはさっぱり失くしてしまえばいいのに】と思うようなことでも、当事者にとっては自分のアイデンティティを作るもとになっているものなので、なかなかこわくて手放せません。

でも、やってみるとわかりますが、想像しているようなこわいことは少しも起こりません。

 

ただ握りしめていたことに気づき、自分を苦しめていたことに気づき、その想いが消えていくことがわかるだけです。

そして、すっきり、爽やかな風がこころに吹きます。

 

コツがわかると次のタイミングが待ち遠しくなるくらいに楽しみでありがたいものだと思っています。