昔話によくある、いいことがあったおじいさんを真似て、別の欲張りさんが同じことをするけれど大変な目にあうというお話。
こぶとりじいさん然り、したきりすずめ然り、はなさかじいさん然り。
ここで昔の人が伝えたかったのは『同じことをしたとしても、その心もちで全く違うものになるよ。』ってことじゃないかなと思います。
心もちで同じものが違うものになるのは、出来事もそうですが、言葉もそうだと思います。
「今ここに生きる」という言葉を『今さえよければいい。』という風にとらえて【けしからんことだ】とか【危ない考えだ】という人がいますが、「今ここに生きる」というのは『今に満たされて生きる。』ということで贅沢をすることでも自己中心的な行いをすることでもありません。
何でもない日常が【退屈】でもなく、【憂鬱】でもなく、【何か楽しいことはないだろうか】と外を探し回るでもなく、【何かしなければならない】と焦るでもなく、ただただ愛おしい。
そう頭で『思う』のではなく、心で『感じる』ときが【今にいる】ときではないかと思います。
最近のコメント