自分のこころの話を聞くことは、体とこころに蓄積している感情の履歴を削除することと言えそうです。
緊張すると体がこわばるように、嬉しくなると体温が上がるように、体とこころは密接に繋がっています。
だから、何度も何度も同じこころの動きが繰り返されると、体がそれを覚えて自分でも気づかない履歴が残ります。
例えば、何度も何度も我慢を繰り返してきた人はいつも背中が緊張していたり、言いたいことを言えずにきた人は喉が締め付けられたようになったりします。
それを解く方法の一つが、こころの話を聞いて、受け入れてあげることです。
すると、少しずつ、少しずつ、体も変化してきます。
最初はこれまでの自分を手放したくなくて抵抗しようと、痛みや吐き気を感じるかもしれません。
でも、続けていくと、解けてきます。
人によっては自分の意思と関係なく涙が出てきたりします。
でも、変化はよい兆しだと思っていいと思います。
痛みや吐き気が出てきたときも、静かに痛みや吐き気の想いに耳を傾けてみてください。
でも、どうしても耐えられないくらいの不調が出てきたときは、我慢せずに病院に行ってくださいね。
なかなか、こころからのアプローチで履歴の削除が進まない気がする人は、反対に体をほぐすことでこころにアプローチしてみるのもいいと思います。
マッサージやヨガ、お風呂に入るなど、体を緩めることを意識的にしてみてください。
たばこやお酒も体を緩めるのに効果がありますが、その力を借りないと自分を緩められなくなると依存に繋がったりするのでほどほどに。
今流行りの焚火もいいかもしれません。
人それぞれに、自分に合った方法があると思います。
試行錯誤しながら、少しずつ気持ちのいい体とこころに変化してくださいね。